Q&A

Q3:パワーシリーズはどんな原料を使っているの?

パワーシリーズには、腐植酸りん肥をみんなに共通して17.5%使います。それに、苦土石灰、セルカ、苦土セルカを銘柄別にそれぞれ82.5%ブレンドした土壌改良肥料です。

じゃ~あ『使っている原料はな~に?』
腐植酸りん肥(パワーシリーズ共通原料)
“古代植物の堆肥”ともいわれる腐植酸につつまれた苦土重焼りん(苦土を含む速効きの水溶性りん酸とゆっくり効く、
く溶性りん酸)を含んでいます。(図1参照)

く溶性りん酸 内水容性りん酸 く溶性苦土 腐植酸(設計換算値)
30.0 16.0 3.0 20.0

粒状苦土石灰(パワーカルシウムの原料)

自然の山深い所から掘り出されたドロマイト鉱石(天然に由来する苦土と石灰を含む鉱物)を微粉砕(パウダー)にしてから粒状にして使いやすくしたもので酸性士壌の改善や石灰・苦土の栄養補給にもなります。

アルカリ分 可溶性石灰(含有成分) 可溶性苦土
55.0 41.0 10.0

粒状セル力(パワーセル力の原料)

日本では瀬戸内海を中心に養殖されているカキ、誰でも知っているでしょう?食べると美味しいですね!!
その殻を微粉末(パウダー)にして、使いやすく粒状にしてあるんですよ。
動物質の石灰で作物に必要な窒素やミネラル(微量要素)を豊富に含んでいてゆるやかに土壌を改良します。
それに、殻の内部は空洞になっており、土壌微生物のすみかにもなり、土に活力 を与えます。(図2参照)

多量要素(%) 微量要素(ppm)
アルカリ分
(保証成分)
窒素 りん酸 加里 苦土 マンガン ホウ素 亜鉛 モリブ
デン
47 0.3 0.3 0.2 0.7 300 224 90
343
16

かき殻の内部構造(電子顕微鏡写真) 京都大学名誉教授 鎮西清高 撮影
図2 かき殻の内部構造(電子顕微鏡写真) 京都大学名誉教授 鎮西清高 撮影

粒状苦土入りセル力(パワー苦土セル力の原料)
セルカの製造と同じように微粉砕したカキの殻に、新たに天然の苦土原料を加えて粒状にしたものでゆるやかに土壌改良(酸度矯正)をしながら作物に必要な石灰と同時に苦土の補給に役立ちます。
また、窒素やミネラルも多く含まれているので効果はバッチリです。
保証成分は、アルカリ分48%、苦土7%で、その他の含有成分については、粒状セルカと似ています。