Q&A

Q8:石灰は高いがpHが低い土壌はどうしたらいいの?

石灰含量と土壌pHは密接な関係があります。

一般に、石灰含量が低いと土壌pHも低い傾向にあります。このような土壌については、石灰質肥料を施用して、作物の好適pHになるよう土壌pHを上げてやることが大切です。

一方、石灰含量が高いにも関わらず土壌pHは低い土壌も見られます。このような土壌については、原因を考えることが大切です。


じゃ~あ『このような土壌は、どうしたらいいの?』
土壌のEC(電気伝導度)や硝酸含量が高くないですか?施設土壌において、このような傾向がまれに見られがちです。
このような土壌の改良策としては、
  1. ソルゴーや青刈とうもろこし等を栽培して、集積した養分を吸収させて除去する。
  2. 堆肥等の有機質資材を施用して土壌の緩衝能を高めて濃度障害を緩和する。
  3. 深耕等を利用して硝酸濃度を低下ざせる。
  4. 湛水処理による硝酸などの除塩をおこなう。
などが挙げられます。

土壌診断をおこなうことにより、土壌の養分状態を把握し、適正なパワーシリーズの施用をおすすめします。